花火
花火

「やあ、じいさん。何か用かい?」

洞穴の中から怒りん坊が言いました。

「ああ、大したことじゃないんだが、火を分けてもらおうと思ってな」

「火?おいら火なんて持ってないよ」

花火

「そうかい?お前さん火も持ってないのかね?お前さんも大したこと無いのお」

「何だって?」

おじいさんの言葉に、怒りん坊はとても腹が立ったようです。

「じいさん!!もう一度言ってみな!!」
「ああ、何度でも言うさ。お前さんもたいしたこと無い奴じゃな」

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