大きな犬がいました。
「恐いよお、たべられちゃうよお・・・」
「大丈夫だよ。彼は君に会えて喜んでいるんだよ」
「は、早くたすけてくれよお・・・」
灰色うさぎ君は泣き出しました。
「よしよし、放してあげてよ、灰色うさぎ君は君が恐いそうだよ」
うさぎ君がそう言うと、大きな犬は、そおっと灰色うさぎ君を放してあげました。