「黄うさぎ君、君はサンタさんて知っている?」
「ああ、クリスマスイブの夜に子どもたちにプレゼントを持ってきてくれる赤い服を着たおじいさんのことだよ」
「ふうん、僕も手紙書いたらプレゼントがもらえるかなあ?」
黄うさぎ君は笑い出しました。
「あははは・・・うさぎ君は何にも知らないんだね。サンタさんなんて、作り話だよ」
「でも、サンタさんに手紙を書いていたよ」
「もし本当にいたとしても、僕たちが住んでいる月にまでは来てくれないさ」
「だめかなあ・・・でも僕、手紙を書いてみるよ」