こおろぎ君
こおろぎ君

こおろぎ君は、毎日おじいさんの金平糖作りをお手伝いしました。

そして時間があれば丘の上まで行き、バイオリンのお稽古をしていました。

こおろぎ君

ところが、こおろぎ君のバイオリンはとてもへたくそだったのです。

「毎日毎日うるさいなあ、我慢できないよ。あっちでやってくれよ」

木の上に住む小鳥さんは言いました。

「ごめんなさい」

こおろぎ君はぺこりと頭を下げて立ち去りました。

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