思わぬところで落第続きだったちえチュウ。

しかし遂にやったのです！ちえチュウは免許を取得しました！

晴れて免許を取得したちえチュウ。早速かもねぎ一号に乗り込んでドライブです。

が、助手席の社長は、教習所の教官よりうさるかった。隣で絶叫する事数え切れず。10分で声が枯れてしまった社長。

免許取りたての規則正しいちえチュウは、法廷速度を守るお利口さん。とろとろ走っていたら、抜かされる抜かされる。右折待ちをしていたら、前後左右を確認している間に、後ろから来た車が次々曲がって行くではないか！

「みんな標識を見ていないでチュ！あんなことしたら教官に怒られまチュ！」

ぷんぷん怒りながら運転しているちえチュウのとなりで、社長もあまりの安全運転にイライラしている。

そしてかもねぎ教習最大の難所「狐坂」。この坂はすんごいヘアピンカーブで、初心者には難所として恐れられているのである。

相変わらずとろとろゆーっくり超安全運転のちえチュウ。ヘアピンカーブに至っては、止まるのか？と思うくらい恐ろしくゆっくりしたスピードで曲がるのである。

ふと後ろを振り向けは、思いっきり渋滞しているではないか。後ろのドライバーは明らかにイライラしている様子である。不用意に振り向き、思わず目が合ってしまったひなたは、軽く会釈をして、そーっと前を向いた。

ようやく坂も終盤になり、センターラインが黄色から白の点線になったとたん、後ろの車が次々猛スピードで追い抜かしていった。怖かったよー。

難関を越えたちえチュウは、今度はレストランの駐車場での車庫入れ実習。

「この車の前には、車幅を計る棒がついてないでチュ！社長、ケチったでチュね？」と言って一発殴られたちえチュウ。「そんなものが付いているのは教習所の車だけじゃ〜！！」社長の怒りがピークに達した。

無事白いラインの中にきっちり車が収まり車庫入れ終了。「やったでチュ！初めて成功したでチュ！」なんてこったい。こんなやつに免許を渡したのは誰だ？

ちょっぴり先行き不安な社長であった。