はも

ひなたは「はも」が好き。はもを初めて食べたのは、京都に住んで間無しの頃、当時夫が勤めていた会社の社長さんにごちになった。

以来祇園囃子が聞こえだすと「はもが食いてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜」と、体のなかから叫び声が聞こえてくるのである。(オカルト現象か?)

しかし、このはも。シンプルなようで奥が深い。下手な店で食べると「ゴム」を食べているみたいに美味しくないのである。なので、初めて飛び込んだお店ではもを食べるのには非常に勇気が要るのである。外れたら悔しくて泣けてくる。

ラッキーなことに事務所のすぐ側に、とても美味しいお店がある。基本のはも落としからはじまり、天ぷら、しゃぶしゃぶ、お寿司、煮物、お刺身、お店にあるはもを全部持って来て!ってくらいの勢いでオーダーしてしまう。

ところで、このお店は、はもに限らず何を食べても美味しい。これからの季節は「賀茂なすの田楽」「かぶら蒸し」「湯葉」も良いかも。冬は「蟹みそのほう葉焼き」というのが最高らしい。(ひなたは蟹みそが食べられません)

こういう料理を楽しめたとき「京都に住んでいて良かった」としみじみ思う。

そしてこれからの季節、丸くなるひなた。京都って、罪な土地だわ。

はも

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