ネットをはじめて、普段の生活で絶対知り合えないだろう人とも知り合うことがあり、時々不思議に思う。
年齢、居住地も様々だけれども、たいていは趣味を通じて知り合うことが多いので、不思議とそう言った隔たりは感じない。実際に会って話しても不思議とすぐにうち解けられるのである。
ところで先日、ネットを通じて知り合ったくま友達(テディベア仲間をそう呼ぶ) から、暑中見舞いを頂いた。なんとコーンとポテトとカボチャである。
そう、彼女は北海道にお住まいなのであった。うしし。メールを出すたび「じゃがばた、コーン食べたーい」と書き続けた私の努力が実ったのか?とにかく、農家直送便で、どどんと大きな箱で送られてきた。わーいわーい。
お鍋にお湯を沸かしながら早速お礼の電話をかけた私。そこでふと気づいた。そういえば、いつもメールのやりとりだけで、全くの面識の無い相手である。知り合って2年以上たつけど、電話も初めてだった。そんなことを考えたら変に緊張してきた。
電話に出た女性は、いつもの元気なメールのイメージより少し落ち着いた、上品な女性だった。ちょっとはにかみつつ名前を名乗ったら、向こうも少し緊張している様子。ふふふ。なんか面白いな。
それでも、すぐにいつものメールのような、元気な調子になり、電話を切る頃には、ずーっと昔からの知り合いと変わらない気分になっていた。こう言う出会いがあったときには、ネットをやっていて良かったと思う。
「いつか会いたいね」と、呪文のように繰り返す私たち。時々距離がもどかしいけど、淡々と過ぎて行く日々。最初に会うときにはやっぱり緊張するのかな?
そんなことを考えながらゆで上がったともろこしと、ジャガイモを頬張る。それはもう、びっくりするくらい美味しかった。
ありがとー。