イタ電

先日の午前2時頃、夫の携帯が鳴った。

真夜中である。夫は先に寝ていたが、私は普段夜中の3時頃まではごそごそ起きているので、別になにも考えずに普通に電話に出た。

「もしもし?」
「・・・」無言である。
まあ、時間が時間だけに、間違い電話かな?と軽く思っていたが、いちおうもう一度。
「もしもし?どちら様ですかぁ?」
すると
「っていうかぁ・・・パンツの色は何色?」

一瞬何?と思ったが、今時珍しくあまりにもオーソドックスな悪戯電話の内容に大爆笑してしまったのである。

念のために、もう一度相手の声を確認して、知り合いをざざっと思い浮かべて「知らない人」と認定した後「あんたは何色?」と聞き返してあげようか迷ったが、結局「教えてあげな〜い」とかる〜く爆笑しながら答え、切った。

しまった、久しぶりの悪戯電話なのに、もっと遊べば良かった〜!!どうせ、電話代も向こう持ちなのに〜、と、ちょっぴり後悔。無言電話と違って、こういうのはからかいがいがある。(もっとも無言電話に対し、1曲フルコーラスを歌ってあげた強者な知り合いもいるが)もう一回掛かってくるかしら?と、わくわくして電話を握っていたけどそれっきりだった。ちぇ〜っ。

次の日、隣に座る若きプログラマー留め吉にその話をしたら

「きっと掛けた彼はショックだったでしょうね」だって。

ひっどーい、悪戯電話されたのは私なのに〜と、おばはん丸出しな私。もっと声だけでも若作りしなくちゃ〜と、のど飴を買いに走ったのであった。

イタ電