星のどうぶつたち

最近のお仕事で、スライド上映用の絵を描かせていただきました。ピアニストの仲道郁代さんとのお仕事です。

15年くらい前、どっかの銀行のCM(だったか?)でピアノを弾いておられる姿がとても印象的で、何のコマーシャルかは全く覚えておりませんが、ピアノに向かう仲道さんの凛とした瞳は、今でも鮮明に記憶に残っています。

実際にお会いした仲道さんはその記憶通りの素敵な女性でした。普段はとても柔らかい表情で、すいっと引き込まれるような心地よいトーンでお話になります。でもいざピアノの前にすわると凛とした表情になり、すべての情熱をピアノそそぎ込み、音になって放たれます。

久しぶりに鳥肌がたちました。
ピアノの音ってこんなに表情があったのかと、感動してしばらく仕事の事も忘れて聞き入ってしまったくらいです。

「星のどうぶつたち」という田中カレンさん作曲の作品集から、抜粋で書かれた短いお話に、私が挿し絵を描かせて頂きました。仲道さんのピアノの間にお話が入り、お話に合わせて絵がスライドで上映されるのです。

何でもデジタルの今の時代、スライドって言うのがかえって新鮮に感じられ、ノスタルジックな気分になりました。スライド独特の黄ばんだ色合いのせいでしょうか?とにかくスクリーンに映し出されるスライドは、私に新鮮な刺激をくれました。さらに仲道さんのすばらしい演奏。。。

このプログラムはこれから各地で開催される予定ですので、機会があれば是非足を運んで実際に仲道さんの音を体験してみて下さい。

星のどうぶつたち

仲道さんのホームページはこちら