中華鍋に続き、伝兵衛は「笛吹ケトル」も苦手である。伝兵衛だけでなく、あの「ピーピー」うるさい音は私も嫌いだ。
去年頂いたル・クルーゼのケトルも笛が付いていて、試しに鳴らしたら伝兵衛はダッシュで逃げた。以来ケトルさんの笛部分は抜かれたまま二度と使われることは無かった。
さらに半年も経たずにケトルさんは真っ黒焦げになり昇天。伝兵衛の呪いか?(いや、単に人間の不注意だって)
今年になって、また内祝いでケトルを貰った。
今度はシャンタールのクラシックケトル。今度の笛部分はケトルの口部分に蓋のようになっている一体型で、取れない。まぁ上に上げておけば問題ないのだけどね。でも説明書に「音色はドイツHOHNER社製のチュウニングプレー トを使用」とあった。
HOHNER社ってあのハーモニカのメーカーぢゃん。をを、それは一体どんな音なんだ?これは聞かずばなるまい。ということで、伝兵衛にはまた試練の時間かもだけど、私の好奇心が勝ってしまい水を入れて火をかけること数分。
そろそろかな?と思いわくわくすると、かすかに鳴りだした。。。と思ったら一気に大音量でやって来た!
「ををを、これは確かにハーモニカの音だ!しかしでかいぞ!」
伝兵衛は逃げたかな?と思ったら、めっちゃクビを傾げて見ている。可愛い!(犬バカ満開)
「この音は平気なのか?」と聞いたらきょとんとしたまま、何の音なんだろう?とキョロキョロしている。をを!シャンタールのケトルは、伝兵衛的に合格だったようだ。しかし私的にはいくらハーモニカの音でもでかすぎる。山の中の一軒家ぢゃないんだからさー。
と言うわけで、今回のケトルも笛部分は封印された。