困ったちゃん

最近伝兵衛の我が儘がますますエスカレートしている。

とはいえ、ひなたに対してだけなので、これはひなたが舐められているだけなんだけど、それにしても酷い。
わんこ病院からは全然帰りたがらずに、一歩も動こうとしない。何とか外に出ても隣のガレージで粘る。仕方ないのでもう一度待合室に入れてもらい、携帯で浅野(仮名)を呼び出し迎えに来て貰う。

浅野(仮名)が来るともの凄く素直に歩いて事務所まで帰る。何故?

「歳を取ると、だんだん我が儘になるわんちゃんもいますよ」とわんこ病院のVTのMさんがにこやかにおっしゃる。伝兵衛は彼女に撫でられ思いっきりお腹を見せて開いている。懐きすぎやって。

最近、いろいろ事情があって自宅で一匹でお留守番をさせるのが心配で、社長の出張の度わんこ病院でお泊まりさせて貰っている。
「朝来て、伝ちゃんがいると嬉しいです」とにこにこするMさんは、素直で可愛いお嬢さんである。もう一人のVTのYちゃんはてきぱきさくさく気持ちが良く、この2人のバランスは絶妙で見ていて楽しい。

2人に対して伝兵衛の懐き方を見れば、どれだけ可愛がってもらっているかは容易に想像出来る。H先生に至っては「新しいお父さん」状態だし。わんこ病院のみなさん。まことにかたじけない。。。

しかし、調子に乗った伝兵衛の鼻はますます伸びてひなたを突っつく。
なんで私にだけ?めっちゃむかつく。

困ったちゃん