ラブちゃん

先日、わんこ病院の先生から聞いたお話。。。
彼女(ラブ)は、その先生が以前勤めていた病院で暮らしているのだけど、スタッフとして働いているらしい。彼女の仕事は、貧血の患者さん(わんこ)が来たら、自分の血を提供するというもの。

で、その採血の時をちゃんと彼女は理解していて、自分で台に上がり、誰も押さえなくてもじっとしおとなしくしているそうだ。でも、その時の彼女はずっと体をぶるぶる震わせているとか。
痛いのだろうか?それとも恐いのかなぁ?とにかくぶるぶる震えながらもおとなしく採血されるらしい。

「その姿を見たら泣けるんです」と、わんこ病院の先生は熱く語っておられた。

お仕事を終えた彼女には、栄養剤と「美味しいごはん」がご褒美として用意されているらしい。美味しいご飯を嬉しそうに食べる彼女の姿が目に浮かんでホッとする。
さらにもう一匹その病院にはゴールデンもいるらしく、その子は採血はしないのだけど、ちゃっかり「美味しいご飯」の時にやってきて、おこぼれにありつくとか。なんとなくその姿も想像できて微笑ましい。

病院で働いている立派なわんこたち。そんな感動的な話をしている横でだらけているうちの受付主任。
世の中には本当に立派なわんこがいるのに、この差は何?まぁ、伝兵衛に多くを求めても仕方ないけど。。。

大型犬の寿命は小型犬よりも短いと言われている。
伝兵衛もその彼女も、出来るだけ長く、みんなと一緒に過ごせたら良いなぁと、ただ祈るだけである。

しかし、わんこの寿命が短いのはわかっているのだけど、もうちょっとなんとかならないものなのかしらん?とはいえ、わんこの方が長生きして、こっちが先に力尽きても心残りになってしまうかな。。。
出来れば最後は私の腕の中で眠らせてやりたいと、常々考えているのだけど。。。そしてそれはまだまだ先であって欲しい。

しかし伝兵衛の場合、事務所内では「飛び出して事故に遭う」または「はしゃぎすぎて心臓麻痺」のどちらかだと予想されている。ううむ。お年の割に落ち着きがないからなぁ。。。
がんばって、ゴールデンの長寿記録を目指したい。この件に関しては、唯一ギネスに挑戦したいと思うのだけど。。。

ラブちゃん
ラブちゃん
VT…Veterinary Technician の略で、動物看護士さんのことです。
AHT…Animal Health Technicianとも呼ばれています.