伝兵衛の散歩コースが、花見客がお弁当を食べていたりで、川沿いは落ち着いて散歩ができなくなった。なので、最近は公園に変更されている。

しかし公園へ行く途中、お気に入りの動物病院が近いのである。
近づいて来たらなるべく気をそらしてそっちに行かないようにするのだけど、時々失敗してダッシュで動物病院まで引っ張られてしまうのである。

こうなったら大変。伝兵衛は動物病院の入り口の前に座り込んだり寝ころんだりで動かなくなるのである。
ドアが取っ手の部分を押さないと開かない半自動なので助かっているが、完全自動ドアなら勝手に入って行ってしまうのは間違いない。

引っ張ってもこういうときの踏ん張る力は凄い。さすがゴールデンである。
私も健康なら負けないのだけど、いかんせん腱鞘炎のため引っ張るにも手首がつらい。ので、適当に気が済むまでそこで待機して、一瞬の隙を突いて引っ張り、病院から引き離す。（笑）

診察時間外なので、先生にも看護婦さんにも気づかれていない（と思う）からまだいいけど、あんなところを見られたら恥ずかしいったら。
通りすがりの人には「歩くのが嫌になったのかな？」とか声を掛けられ笑われてしまう。いえ、病院に入りたいだけなんです。このバカ。と心の中で返事をして、曖昧に愛そう笑いをする飼い主。

普通、犬はお医者さんへ行くのを嫌がると思うのだけど。。。何を間違ったのだろう。。。