先日足の怪我のため、とうとうエリザベスカラー装着を義務づけられた伝兵衛。
青い包帯に青いエリカラ。「コーディネートはこーでねーと」なんて言っている場合じゃないけどつい口から出てしまうひなたは関西人。
それで伝兵衛は、当初エリカラにかなり抵抗した。
餌を食べる間は食べ辛そうなので外してやるのだけど、食事も終わり装着しようとすると逃げる。こういうときの逃げ足は早い。
とはいえ、そこはしょせん伝兵衛である。一切れのパンで簡単に吊られて押さえつけられ無事装着完了。
装着後はめっちゃ不機嫌な顔だけど、数分で諦めそのうち馴れてしまっている。もの凄い適応力である。
程なく、怪我も良くなりエリカラとさよならの時が来た。にもかかわらず、食事を終わったあと伝兵衛はじっと待っている。エリカラを装着して貰うのを。
「もう付けなくても良いんだってば」
というと、わかったのかわからなかったのかわからないけど「ふうん」という感じの表情だった。
で、数時間後、伝兵衛は座椅子の隙間に顔を突っ込んで爆睡しているところを発見された。その姿はエリカラを装着しているときより窮屈そうだったのだけど、気持ちよさそうに寝ていた。
もしかして伝兵衛的にエリカラは「落ち着く空間」だったのだろうか?謎である。